ビジネスの実践的なヒントを提供するPodcast「monotips station」。今回は編集長のあらかわ氏と副編集長のしばっち氏が、2024年度の補助金動向とMG(マネジメントゲーム)研修の活用事例という2つの重要なテーマについて語り合いました。
2024年度の主要な補助金の動向
2024年度は、従来から中小企業支援の柱となってきた主要な補助金について、公募回数が例年に比べて少ない傾向が見られました。しばっち氏は、この状況について詳しく解説を行いました。
主要な補助金の状況は以下の通りでした:
- 小規模事業者持続化補助金
- 2024年5月に1回のみの公募
- 次回の公募時期は未定という異例の状況
- 問い合わせが殺到するほどの関心の高さ
- IT導入補助金
- 複数回の公募があり、比較的活発
- インボイス対応支援なども含む多様な枠組み
- 10月15日までで今年度の公募は終了
- ものづくり補助金
- 1月公募開始、3月締め切りの1回のみ
- 例年より公募回数が減少
- 事業再構築補助金
- 4月の第12回公募のみ
- コロナ対策としての性格が薄れつつある状況
全体として2024年度は補助金の公募が少なく、政権交代後の新たな方針への期待が高まっています。特に中小企業の生産性向上や稼ぐ力の強化に焦点を当てた支援策が望まれる状況です。
「全然なくなるってことはないと思うので、アンテナを立てて、公募開始されたら何しよう、あれしようこれしようっていうのは今のうちにちょっと考えてもいいのかもしれない」(しばっち氏)
MG研修を活用した経営管理の改善
あらかわ氏が、ハンドメイド作家の経営管理改善にMG研修を活用した事例を紹介。特に原価計算と収支管理の観点から、具体的な成果が得られた事例が共有されました。
MG研修の活用によって得られた主な改善点:
- 製造プロセスの明確化
- 材料購入から完成までの工程を投入費と完成費に分類
- 外注工程の整理と原価の可視化
- 在庫管理の体系化
- 収支構造の最適化
- 適切な価格設定の実現
- 卸取引を含めた販路拡大の検討
- 固定費の明確な把握と利益計画の策定
MGの考え方を導入することで、感覚的だった経営判断を数値に基づく意思決定に変換できました。特にハンドメイド事業者にとって、継続的な事業運営のための重要な指針となることが示されました。
「数字が苦手って思い込んでる方が多すぎる。公募できる算数、数字の能力があったら、MG2、3回やったら慣れてくると思う」(しばっち氏)
エピソードの総括
今回のエピソードでは、補助金活用と経営管理という2つの観点から、小規模事業者の成長と持続可能性について議論が展開されました。特に、数字に基づく経営判断の重要性と、それを支援する仕組みづくりの必要性が強調されました。
次回のエピソードでも、中小企業の経営に役立つ情報提供を継続していく予定です。
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monotips station vol.231 2024年の主要な補助金について語るTIPS/MG研修を受けさせたら会話が楽になったTIPS monotips station vol.231
あらかわテーマ
MG研修を受けさせたら会話が楽になったTIPS
しばっちテーマ
2024年の主要な補助金について語るTIPS
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