成功事例から学んでいこうというシリーズです。
中小、ベンチャー、ひとりメーカーにとって重要な広告ツールであるSNS、なかでも拡散力一番なのはTwitter
日本国内の主要SNSといえばFacebook、Twitter、Instagramですが、
拡散力という意味ではTwitterが最も適しています。
Twitterは海外ではいろいろと苦戦が伝えられますが、
国内では2017年でもアクティブユーザー数、アクティブ率共に上昇しており
日本人はTwitter大好きなのだなというのがつくづくよくわかります。
国内
・国内月間アクティブユーザー数:4,000万人 ⇒ 4,500万人
(参照元と期間:2016年9月 から 2017月10月)
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
Twitterでバズって売れた、中小、ベンチャー、ひとりメーカーの商品やイベント
元祖、Twitterで売れた「おじいちゃんのノート」中村印刷所・方眼ノート
2016年の元旦にお孫さんのツイートからバズった商品。元のツイートは削除されていますが、その反響は大きく、当時唯一取扱があったネットショップでもすぐに完売。現在ではOEM商品も含め様々な商品が展開されています。ジャポニカノートとの共同開発なども話題になっていますね。
中村印刷所
コンセプトとデザインが爆発的に支持された icconico・貼暦
遂にどんな紙でもスケジュールになる、icco nicoの新商品「貼暦(ハルコヨミ)」解禁になりました。今月5日から発売します(╹◡╹)縦と横があります◎どうぞよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/4EHJuhKUj7
— icco nico® (@icconico) 2016年12月2日
元々SNSでの販促が非常に上手なメーカーさん。メーカーになるきっかけとなった「キリトリボット」の仕掛け人のひとりでもあります。
フォロワー数30万近く、すごいです。
もともとコンセプトとデザインのバランスが非常によい商品、企画開発をされていますが、今回の「貼暦」もありそうでなかったアイデア商品。「こんなのあったらいいな」という思いが解決されたとき、人は人に教えたくなるのでしょうね。
新商品の開発ストーリーからコンテンツへの仕上げ方が見事な HI MOJIMOJI・WORKERS BOX
「散らかってるから片づけて!」
僕の心の叫びから、妻がこんなものを作りました。最初はただの箱かと思ったけど、ほんとに机がきれいになってるし。
ズボラな人でも書類をポイポイ放り込むだけ。これで仕事がはかどる人が増えたらいいなあ。https://t.co/5efDfY1Hl3 pic.twitter.com/pxeUjoCAfs
— 松岡厚志 (HI MOJIMOJI) (@513MHz) 2017年9月26日
4コマ漫画が見る人の心を打ったツイートですが、実はその前からじっくりと製作の経緯をWEBにアップされていたのも効いていると思います。Facebookでの知人の購入率が非常に高かったというのも面白いデータです。
販売店のツイートがきっかけでテレビ出演も バックストリートファクトリー・千代切紙
【新宿店】レーザー加工技術を駆使して作られた、信じられないほど美しく繊細な折り紙『千代切紙』が入荷しました(@_@)一枚一枚精巧にカッティングされた日本の文様がステキ・・!折り紙としてはもちろん、熨斗のようにくるりと巻いてラッピングに使っても◎もらった人の驚く顔が目に浮かびます。 pic.twitter.com/Xqlxdm2L6Y
— コトラモノラ/トゥールズ新宿店 (@cotoramonora) 2017年3月1日
小売店さんの商品紹介からバズった、すこし変わったルートの商品。1枚300円オーバーの折り紙って何!?という話題性と、商品の美しさで話題になりました。結果、製作工場に某ぶらりさんがやってきたりと、メディアを中心に話題になりました。東京の下町が加工工場だというのも、取材対象になりやすいポイントなのかもしれませんね。
ビジュアルとコンセプトが響いた、ワークショップの告知 山本紙業・紙の箱詰め
【ワークショップ:紙の箱詰め】お好きな箱の中にすりきりいっぱい紙をつめて頂きます。色んな色、手触りの面白くて珍しい紙をたくさん持っていきます!紙フェス限定箱もお持ちする予定ですので、どうぞお楽しみに!https://t.co/SqyQJev31b #紙フェスKOBE pic.twitter.com/ULLOwGHuXN
— 紙フェスKOBE (@kamifes_kobe) 2017年10月23日
こちら直近ですが、ワークショップの告知でバズった例。アカウント自体のフォロワー数は500程度でもビジュアルが良くて、かつ誰かインフルエンサーに響くと、このように1000リツイートくらいは簡単に回ってしまいます。結果サイトへの集客、実際のイベント集客にも大いに貢献しました。
バズる前の準備と、バズった後に長く売上に貢献するための仕掛け作りが大事
どんなに面白いツイートでも、いきなりバズることは稀です。
上記の各社は、それぞれ長い時間をかけてSNSを運用してきた結果、「バズる」という場面を作り出すことができています。また、WEBで販売をしていなければせっかくのアクセスを活かすことができませんし、貧弱なサーバーを使っていたら一番いい場面でダウンしてしまい、取りこぼしが多くなってしまいます。
そして、瞬間最大風速であるバズりを、恒常的な売上にしていくための仕掛けも必要です。バズった瞬間は各種メディアからの問い合わせもTwitter上で行われることもありますので、大変ですが貼り付いて確認するようにしましょう。また、そのバズった事実を簡単にでもプレスリリース化して知り合いのメディアに配信してもいいかもしれません。
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