Facebookはもう死んでいる?一週間断捨離実験してみました。困ること、困らないこと。



情報に対する考え方が変わりました。

Facebook純正アプリから投稿している人、減ってない?

アメリカではもうFacebookは死んでいると何人かから聞いていましたが、
(法人としてはInstagramもあるし絶好調でしょうけどね)
最近、特にここ2ヶ月くらい、「いいね!」が付く数が少なくなったなと思っていました。
管理しているページのリーチ数も伸び悩み気味。
そんなある時気づいたのですが、

画像つきの投稿、みんなInstagramからになってる!?
あの人もこの人も、見ていくとインスタアプリからの投稿率が非常に高い。
体感ですが、写真付き投稿の半分くらい?
当然インスタでも表示されますし、文章も同じです。
そりゃ確かに2ヶ所でいいねする必要はないよな…。
で、それならいっそFacebookなしで過ごしてみたらどうなるんだろう?という疑問が生まれました。
疑問が起きたら即実行!という訳で、一週間Facebookを断捨離してみることにしました。

Facebookの各サービスは、単独アプリとして機能している。

一概に断捨離とは言っても、SNSは仕事上で非常に重要なツールです。
まず、情報の仕入元を
FacebookのフィードからTwitterとInstagramに完全にシフトしました。
これを機に、Twitterのリストとアプリを整理。
リストを閲覧するにはこちらのアプリが便利でした。
TheWorld for Twitter

そして、業務上よく使っている
Facebookメッセンジャーのサービスに関しては、単独アプリがあるので
全てスマホから対応するようにしました。

以上の準備をしたうえで、スマホアプリの通知をオフ。
ブログ更新など本当に限られた場合を除いて、
一週間、Facebookのフィードを見ないという実験をしてみました。
TwitterとInstagramは一緒くたに話して良いのか疑問ですが、
Facebookと比較すると概ね同じ傾向が出たんじゃないかなと思います。

Facebookは惰性のメディア?Twitter、Instagramはよりアクティブなメディア

実験期間中、
無意識のうちにFacebookの画面を開いたりアプリを起動したのは
1日に1回程度。それも朝とか、昼食後とか、
ふと気が緩んで押してしまった、みたいな感じでした。
つまり、必要に迫られて見に行っているわけではなくて惰性なんですよね。
その度に慌てて消したわけです。
そして、TwitterとInstagramは前よりとてもマメに見るようになりました。
すると、情報に対するアプローチの仕方が大きく変わってきたなと思います。
TwitterにせよInstagramにせよ、
アカウントを作っただけでは始まらなくて、
メンテナンスしながら徐々に広げていくもの。
その過程で、「情報を取りに行く」という感覚が芽生えてきました。
気になるひとはフォローしてまとめてリストに入れたりとか、
今まで全然していなかったのが、
「こういう人が面白そう」「こんな写真が素敵だ」など
意識を持って接していくことで非常に楽しくなってきました。

閉じられた世界のFacebook、開かれた世界のTwitter、Instagram

Facebookは実名登録が原則。
友達のみ公開にしている方も多く、
「知り合いに見てほしい」ような投稿が多いことが特徴です。
つまり、内向きの投稿が多く、時としてネガティブな投稿も多く見受けられます。
コメント欄での議論も多いですしね。
Twitter、Instagramは、基本的に拡散させるのが目的。
特にInstagramはタグを上手に使えば世界中に拡散させることができます。
その分、意図しない出会いが良い意味でも悪い意味でもありますし、
開かれている分、悪用しようと思えばいくらでもできるというデメリットもあります。
Twitterで変な人に絡まれたりとか、
Instagramでコメント欄荒らされたりとか。
しかし、それは一定数あると割り切るしかないのが現状です。
Facebookでも公開ステータスがあったり、
Twitter、Instagramでも非公開アカウントもありますが、
概ねこの傾向は感じるなと思います。
つまり、Facebookの方が内向きで、内輪受けと慰めてほしい投稿が多い。
Twitterの方が外に向いてて自由奔放、いい人も悪い人もいる。
Instagramはなんかオシャレにポジティブにと頑張っている。
というざっくり分類ができるわけです。(ざっくりすぎる…)

Facebookのフィードはノイズがいっぱい。だからこそビジネスで成功しているのだろうが…

一週間経って、久しぶりにFacebookのフィードを見てみると、
とにかく広告が多い!
ちょっと異様だなと思いました。
フィード内のページの広告はざくっと15投稿に3件は入っているし、
WEB画面で見ていたら右側のバナーもしかり。
最近は特に動画になっているものが非常に多いですよね。
既にFacebookが習慣になっている層にとって、
これらの広告はとてもよくリーチできているでしょうし、
だからこそFacebookのビジネスが成り立っているのですが、
流石にやり過ぎでは?とも思うわけです。
これに辟易した人が、Instagramアプリからの投稿で済ましているんじゃないかな、と思います。
あんまりこの傾向が続くとmixiみたいになるんじゃないだろうか…
ちなみに、Facebookのフィードを見ずに
各アプリからの対応を行なうようにしたことで
逆にグループへのレスポンスは上がったと思います。
「通知が来た、グループチェックしなきゃ」と思って
フィードを通過しようとすると、
その時に広告や他の人の投稿を見る、という流れで
時間をロスしていたわけですね…恐ろしや。

どの層にアプローチしたいかによって、SNSは選んでいく

FacebookはおっさんのSNSと言われて久しいですが、
実際よく反応がある層は年齢が高めの傾向はあります。
かといって、若年層がみんなTwitterやってるかというとそうでもなくて、
LINEやSnapchatなど、新しいサービスはどんどん出てくるわけです。
LINEのグループだって立派なSNSだなと今回の断捨離中に感じましたし、
きっとおじさんがInstagramに流れてきたら
また新しいサービスが生まれて若い人はそちらに流れていくのでしょう・。
SNSを使った発信は非常に大事です。
でも、単純にアカウントを繋いで
Facebook、Twitter、Instagramに同じ内容を投稿しているだけでは
見ている層が違うのでイマイチぼやけて伝わることになります。
特に企業でアカウントを持って仕事にしようとするなら、
立派な営業活動なので
時間を取って、それぞれの層にカスタマイズした投稿を行なわないといけません。
大変ですが、ドブ板営業よりも楽だとは感じますけどね、私は。

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ABOUTこの記事をかいた人

クラハイト合同会社CEO  中小、ベンチャー、ひとりメーカー向けTIPS情報メディア「monotips」の編集長。ものづくりメーカーの経験を活かした、ベンチャー、中小、個人メーカー、企業の業務改善コンサルティングを行なう。株式会社ロンド工房のクリエイティブ・ディレクターとして、皮革製品、文房具、雑貨の企画、製造、販売も行なっている。