【経営×ボドゲ】勝てる経営者の共通点と楽天モバイル再評価の実機レビュー



イントロダクション

2025年も残すところあとわずか、12月17日の放送です。 世間はクリスマスムード一色ですが、ビジネスパーソンの皆さんは来年に向けた準備はお済みでしょうか。今回は、一見関係なさそうに見える「ボードゲーム」と「企業経営」の意外な共通点、そして通信インフラとして再評価が進む「楽天モバイル」の最新レビューという、monotipsらしい2本立てでお送りします。

前半は、副編集長しばっちが熱弁する「経営者こそボードゲームをやるべき理由」。遊びの中に隠されたビジネスの本質を紐解きます。後半は、編集長あらかわが実際に契約して感じた「楽天モバイル」のリアルな使用感。過去のイメージを覆す驚きのメリットとは?

遊びも仕事も、そして通信環境も、賢い選択が求められる2025年。明日からの意思決定に役立つヒントをお届けします。


1. 経営の本質は「ボードゲーム」にあり?勝負勘を磨くシミュレーション

1-1. 遊びではない、これは「経営シミュレーター」だ

皆さんは普段、ボードゲームを遊びますか? 人生ゲームやすごろくをイメージする方も多いかもしれませんが、近年、大人こそがハマる奥深いボードゲームが数多く登場しています。

今回、副編集長のしばっちが提唱するのは「経営をしている人はボードゲームをしろ」という説です。 実は、ボードゲームの構造は、驚くほど実際のビジネスや経営と共通しているのです。ルールがあり、限られた資源があり、目指すべきゴールがある。この制約の中でいかにパフォーマンスを最大化するかというプロセスは、まさに経営そのものと言えるでしょう。

1-2. ボードゲームから学ぶ「勝つための思考法」

では、具体的にどのような点が経営に役立つのでしょうか。3つの視点から掘り下げます。

ルールを知り、資源を配分する

ボードゲームには必ずルール(法律・市場原理)があり、カードやコイン、自分の手番といった「資源(リソース)」が配られます。

経営においても、ヒト・モノ・カネ・時間・信用といったリソースは有限です。

「ルールを勉強するだけでは勝てない。行動に移して初めて意味がある」という点は、ビジネス書を読んでいるだけでは経営がうまくならない現実とリンクします。

「運」と「実力」のバランスを理解する

多くのボードゲームには、サイコロやカードの引きといった「運」の要素と、戦略という「実力」の要素が混在しています。

例えば麻雀やポーカーのように、配られた手札(初期条件)が不平等なことは往々にしてあります。 これは、「親が太い(資産家である)」といった現実の不平等さと同じです。

しかし、回数を重ねて試行回数を増やせば、運の要素は収束し、最終的には実力のある者が勝ち越します。 「配られたカードでどう戦うか」を考える思考力こそが、経営者に求められる資質です。

失敗を恐れず、高速でPDCAを回す

ボードゲームの最大の利点は「安全に失敗できる」ことです。

現実の経営で倒産すれば大変なことになりますが、ゲームの中なら何度でも破産し、そこから学ぶことができます。

相手の心理を読み、嘘をつくべきか正直にいくべきか、短期的な利益を取るか長期的な信用を取るか。こうした判断を短時間で何度も繰り返すことは、意思決定のスピードを上げる最良のトレーニングになります。

「嘘をついてその場をしのげても、長期的に見れば信用を失って負ける。これは商売と全く一緒です」(しばっち)

目先の利益のために不誠実な対応をすれば、結局は誰も取引してくれなくなる。ゲーム盤の上で起こる人間ドラマは、現実の縮図なのです。

1-3. まずはここから!おすすめのアクション

「興味はあるけど、何から始めればいいの?」という方には、以下のステップをおすすめします。

  • カタン(Catan)をプレイする:資源を交換しながら開拓地を広げる名作。交渉術と資源管理のバランス感覚が養われます。

  • 「ワイナリーの四季」:経営要素が強く、ワーカープレイスメント(人員配置)の妙を学べるゲームです。

  • 「長考」する人と打つ:あえて思考時間の長い人とプレイし、相手の思考プロセスを観察するのも勉強になります。

ただし、ルールを覚えるのが面倒だからといって敬遠するのはNG。「ルール(法律)を知らないと、スタートラインにも立てない」のがビジネスの鉄則です。

1-4. セクションのまとめ

ボードゲームは単なる娯楽ではなく、意思決定の質を高め、運と向き合うマインドセットを養う「経営シミュレーター」です。

限られた時間と資源の中で最善手を打ち続ける訓練は、必ず実務にも活きてくるはずです。次の週末は、ビジネスパートナーや家族とボードを囲んでみてはいかがでしょうか。


2. 楽天モバイルは「サブ回線」として最強?2025年の実機レビュー

2-1. 「繋がらない」は過去の話?あらかわが契約した理由

続いてのテーマは、通信キャリアの「楽天モバイル」について。

「繋がらない」「0円プラン終了」といったネガティブなイメージを持たれている方もいるかもしれません。

しかし、編集長のあらかわは最近、あえて楽天モバイルの「最強プラン」をサブ回線として契約しました。 メイン回線のUQモバイルに加え、なぜ今楽天モバイルを選んだのか。その背景には、通信環境の変化とコストパフォーマンスの再評価がありました。

2-2. 実際に使って分かったメリット・デメリット

契約から1ヶ月弱、実際に使用してみたリアルな感想をレポートします。

意外な通信速度と「最強プラン」の実力

かつて契約していた格安SIM(mineo)は月額2,200円ほどでしたが、昼間の速度低下がストレスでした。

一方、楽天モバイルはデータ無制限でマックス2,980円(税抜)。

実際にスピードテストをしてみると、5Gエリアでは130Mbps前後の速度が出ており、mineoよりも圧倒的に速いという結果に。 「動画を見る」「テザリングで仕事をする」といった用途には十分すぎるスペックです。

昼間のPing値(応答速度)には注意

ただし、完璧ではありません。特に平日昼間(12:00〜13:00)の混雑時間帯は、通信速度自体は出ていても、Ping値(応答速度)が悪化する傾向があります。

Webサイトの閲覧程度なら問題ありませんが、リアルタイム性が求められるオンラインゲームや、シビアなトレードなどには向かない可能性があります。

エコシステムによる還元がすごい

あらかわが契約を決めた大きな要因は、付帯サービスの充実ぶりです。

  • 楽天TVパ・リーグSPECIAL:以前は別途月額料金を払って契約していましたが、楽天モバイル契約者は無料で視聴可能。これだけで元が取れるレベルです。

  • 楽天マガジン:雑誌読み放題サービスもついてくるため、情報収集のコストが下がります。

  • ポイント還元:楽天市場でのポイント倍率が+4倍(最大)になるため、楽天経済圏ユーザーには大きなメリットです。

「以前払っていた楽天TVの視聴料や雑誌代を考えると、実質タダどころかプラスになっています」(あらかわ)

2-3. おすすめの活用法:モバイルルーター代わりにする

楽天モバイルの真価は「サブ回線」や「ルーター代わり」としての運用で発揮されます。

  • 車載Wi-Fiとして:古いスマホにSIMを挿し、車内でテザリングをオンにすれば、子どもたちがYouTubeや動画をデータ容量を気にせず見放題になります。

  • 海外出張・旅行に:追加料金なしで海外ローミングが2GBまで使えるため、空港到着直後の連絡手段として非常に優秀です。

「メイン回線にするのはまだ不安」という方でも、データ使い放題のサブ回線として持っておくと、生活の質がグッと上がります。

2-4. セクションのまとめ

2025年現在、楽天モバイルは「通信品質が向上し、付帯サービスが強力な高コスパ回線」へと進化していました。

特にNBAファンや楽天経済圏ユーザー、そして外出先で大量のデータ通信を行うビジネスパーソンにとって、これほど「使える」サブ回線はありません。 食わず嫌いをしていた方も、一度試してみる価値はありそうです。


エピソードの総括

今回の学びとポイント

今回は「ボードゲーム」と「楽天モバイル」という全く異なるテーマでしたが、共通しているのは「リソース(資源)の最適化」という視点です。

ボードゲームでは限られたコインや手番をどう使うか悩み、通信費では限られた予算でいかに最大のデータ量と特典を得るかを考える。どちらも、ルールを把握し、自分にとって有利な状況を作り出す戦略的思考が求められます。

押さえておきたいポイント

  • 経営とゲームの類似性:ルール、資源、ゴールがある構造は同じ。ゲームは安全な失敗の場。

  • 運と実力の収束:初期条件が不平等でも、試行回数と戦略でカバーできる。

  • 楽天モバイルの進化:通信速度は改善傾向。サブ回線やルーター代わりとして優秀。

  • 付帯サービスの価値:NBAや雑誌読み放題など、通信以外のメリットを含めてコスト判断をする。

あらかわ・しばっちからのメッセージ

副編集長のしばっちからは「45年ぶりの甲子園出場の可能性」に湧く母校の話もありましたが、長く続けていればチャンスは巡ってくるものです。

経営も通信環境選びも、一度の失敗や悪い評判だけで判断せず、現状(2025年のリアル)をしっかり見て、自分の頭で考え、試してみることが大切です。

次のステップ

この記事を読んで興味を持った方は、まずは週末にボードゲームカフェに行ってみるか、スマホの料金プランを見直してみてはいかがでしょうか。

小さな行動の変化が、来年の大きな成果に繋がるかもしれません。


monotips stationについて

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編集長のあらかわと副編集長のしばっちが、毎週あなたのビジネスや生活が「ちょっと良くなる」チップスを、笑いを交えて紹介しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

クラハイト合同会社CEO  中小、ベンチャー、ひとりメーカー向けTIPS情報メディア「monotips」の編集長。ものづくりメーカーの経験を活かした、ベンチャー、中小、個人メーカー、企業の業務改善コンサルティングを行なう。株式会社ロンド工房のクリエイティブ・ディレクターとして、皮革製品、文房具、雑貨の企画、製造、販売も行なっている。