小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>公募開始!



みなさんこんにちは、しばっちです。
5/12更新のmonotips stationは聞いていただけましたか?
その際に話題になった事柄について、記事にまとめました。
こちらでも復習してもらえると、より理解が深まると思いますよ!

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Podcast「monotips station」スタートしました!毎週ビジネスにちょっと役立つ小ワザ→tipsを配信します。
初回は5/5配信「自己紹介とコロナ時代の補助金、助成金の実態について」です。
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小規模事業者持続化補助金、取り組みやすいこともあり人気の補助金ですが、この度<コロナ特別対応型>として少し変更されたものが公募開始しました!
これについて解説していきますね。

スケジュール

公募開始:2020年4月28日(火)
申請受付開始:2020年05月01日(金)
第1回受付締切:2020年05月15日(金)【郵送:必着】
第2回受付締切:2020年06月05日(金)【郵送:必着】
※以降も複数回の締切りを設ける予定であり、締切日は決定次第公表予定

しばっちコメント

公募要領等では公開されていませんが、締切りから採択発表までの期間が短いと言われています(第1回は5月中に採択結果が発表されそう!)。
スケジュール的に厳しい場合もあると思いますが、ダメ元でもチャレンジする価値はありますよ!

補助率等

補助率:補助対象経費の3分の2以内
補助上限額:100万円
・150万円以上の補助対象となる事業費に対し、100万円を補助
・150万円未満の場合は、その2/3の金額を補助

しばっちコメント

<一般型>の場合は上限額は50万円です。これが2倍になるのは大きいです。
下で紹介する条件に合う方で<一般型>とどちらも申請資格がある場合は、こちらをお勧めします!

目的

経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組に要する経費の一部を補助する補助金

しばっちコメント

補助金に取組む目的は、「お金」ではないです。「経営計画を作成し、経営について考えること」です。ここは間違えないようにしてください。
例え採択されなかった場合でも「経営について真剣に考えた経験」は残ります。
この経験を、今後の経営に生かしてください!
逆に、「お金が全て」という考え方では取り組む効果が半減してしまいます。
ここの考え方は間違えないようにしてくださいね!

補助対象者

(1)収益事業を実施している、小規模事業者であること
(2)商工会・商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいること
等々、通常の小規模事業者持続化補助金とほとんど変わらないが、以下の点だけ大きな違いがある。
・補助対象経費の1/6以上が、以下のいずれかの要件に合致する投資であること

A:サプライチェーンの毀損への対応

顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発を行うこと

B:非対面型ビジネスモデルへの転換

非対面・遠隔でサービス提供するためのビジネスモデルへ転換するための設備・システム投資を行うこと

C:テレワーク環境の整備

従業員がテレワークを実践できるような環境を整備すること
※補助対象期間内に、少なくとも1回以上、テレワークを実施する必要あり

しばっちコメント

あなたの事業が小規模事業者の定義にあてはまるなら、ぜひ取り組むことをオススメします。
取組みやすいのは、「B:非対面型ビジネスモデルへの転換」です。
「これまでは対面販売のみだった事業者が、通信販売用のECサイトを作成する場合」など利用しやすい場面が多いと思います。
もちろんこれだけでは採択されるのは難しいので、ご自身のビジネスをきちんと棚卸し、特徴的な事業を考えてくださいね。

補助対象事業

(1)【補助対象者】の条件に合致した事業であること
(2)策定した「経営計画」に基づいて実施する、地道な販路開拓等(生産性向上)のための取組であること
(3)同一内容の事業について、国が助成する他の制度と重複しないこと

しばっちコメント

当然の事ばかりで、あまり気にする点はありませんが(3)についてはしっかり考えるべきですね。
IT導入補助金やものづくり補助金等、国が助成する制度は他にもたくさんあります。
「どの制度が有利なのか」、「どの制度が採択されやすいのか」、「どの制度が入金までのスパンが短いか」等検討項目はたくさんあります。
ただ、考えすぎて動けなくなるぐらいであれば、何も考えずに小規模事業者持続化補助金に挑戦するのもアリです!

補助対象経費

(1)使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる経費
(2)原則、交付決定日以降に発生し対象期間中に支払が完了した経費
(3)証拠資料等によって支払金額が確認できる経費

しばっちコメント

最初はブレインストーミングの要領で、事業にかかる必要経費をどんどん出してください。その後、補助対象経費として認められるものなのかを検討していきます。
別記事でも書いたことがありますが、(3)については通常のビジネスの手順を省略せずに確実に踏むことで、証拠書類を手に入れることができます。
採択後実際に事業を開始する際は、ご注意くださいね。

まとめ

小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>は、はっきり言ってチャンスです。
自分の事業について真剣に考える時間を作り、その計画を審査してもらい、実現性が高いと判断されたら補助金までもらえる。
そして条件に合致すると上限100万円(又は経費の2/3)。
この条件は破格なので、これまで補助金に取組んでいなかった事業者さんも、ぜひチャレンジすべきです。

まずはご自身で挑戦してみるのがいいと思います。
そして、ちょっと難しいとなった段階で専門家に相談する、ぐらいのスタンスで臨むと最もビジネスにプラスの影響を与えられると思います。
みなさんも、ぜひご検討ください!

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ABOUTこの記事をかいた人

柴原行政書士事務所代表。中小、ベンチャー、ひとりメーカー向けTIPS情報メディア「monotips」の副編集長。創業期の個人事業主や中小企業の支援が得意。 行政書士の視点からお客さまの事業について一緒に考え、今後の事業展開をサポートしている。 最近の趣味はボードゲーム。